ポトス

台所のカウンターに置いたポトスの葉を拭きました。
フックにかけて這わせていたのをはずし、ホコリをはらったついでにランナーの長さを測ったところ、7メートル50センチありました。一旦折り返して、また上に向かって這わせています。
先端にまで水分を運んでいる維管束ってすごい。
 

としのせ

午前中は、夕べから仕込んでおいた黒豆を煮ました。
圧力鍋ってすごい。ほんの15分ほどで大変やわらかくなりました。
午後は、おじいさんが釣って来て乾燥させていたハゼを日高昆布にくるんでかんぴょうで巻き、ハゼの昆布巻きを煮ました。
ハゼの顔ってグロテスクですね。今年のハゼはまだ小さめだからいいけど・・・

メタセコイヤ

植物というより、100万年前から進化していない化石、なのだそう。
日本に初めて輸入された時、植物としてではなく《化石》として入ってきたので植物検疫をしなかったいうエピソードがあるらしい・・・
 

ダンスがすんだ

丸善で、へんな本を購入しました。
イラストレーターの「フジモトマサル」著 「ダンスがすんだ 猫の恋が終わるとき」です。
たけやぶやけた とともに、超有名な回文を題名にしたこの本は、回文だけのストーリー絵本です。
70以上の回文を駆使し、猫と、人間の外科医のはかないラブストーリーが綴られているという奇本なのですが、回文だけでストーリーを展開してしまう構想がすごい。
 
 
イラストもまたモノクロでいい。
 
ねこが酒場でウクレレ弾いて「しがない流し」って・・・おもわず苦笑いしちゃう事請け合いです。
もう一発芸の世界ですね。

ぼくはくま

ぼくは くま くま くま くるまじゃないよ くま くま くま・・・
作詞作曲は宇多田ヒカルで、NHKみんなの歌の11月の歌でした。
 
童謡宇多田版!「ハ行」の無声音はそのままっ!という感じですが・・・
子供用にメロディラインは大変覚えやすくて良いし、アニメーションがまたかわいい!
 
歌詞で一番気に入っている所は
「ライバルはエビフライだよ ゼンセはきっとチョコレート」というわけの分からない部分です。
 
YOU TUBEで動画を見ることができます

夕方らせん

銀色夏生のショートショート集です。
もともと詩人なので言葉がきれいなのと、風景のない漫画のようで、話の中身より雰囲気がいい本でした。
 
中身としては、自分の柔和な夫が二重人格で、裏の人間の人格は大変粗暴なのですが、次第に粗暴な男に惹かれていく女性の話が面白かったです。
夫がその事実を知り、別れようとしても自分の中の人間を切り離す事ができず、次第に柔和な夫は粗暴になっていくという話なのですが・・・
発想が良かった・・・
 
表紙の装丁もペパーミントキャンディのように涼しげで可愛らしかったです。

真珠の耳飾りの少女

原作者のシュヴァリエは、フェルメールの描いた「真珠の耳飾の少女」(もしくは「青いターバンの女」)が大好きで、同題の小説を書きました。それをそのまま脚色なしで映画化したものです。
全く主人公グリート役のスカーレット・ヨハンセンは、選ばれるべくして選ばれた女優です。特に唇が。
 
 
頼りなげな太陽の光が左手から差し込んでいるフェルメール独特のあの構図がいろいろな場面で出てきます。
また、フェルメール婦人の髪の毛のウェーブ、義母の洋服のカラー(衿)、娘の巻き毛、戸棚に置かれた果物、居室のチェンバロ・・・
どれもこれもそっくりそのまま絵画から切り取ったみたい。そして人物は絵画の中を歩いているかのようです。
 
セリフが少ないのも特徴です。(多分一番しゃべっているのは義母?)
グリートが各場面でどんな気持ちだったのか、見ている人それぞれ感じ方が違うでしょう。
見る人はグリートの表情や仕草から(それもたいていスカートをつまんでひざを曲げたお辞儀だけの)気持ちを感じ取らなければなりません。それが映画の良さですね。小説は必ず文章になっていますから。
 
続けざまに二度も見てしまいました。
 

いずれにせよ是非原作を読んでみたいと思います。

 
 
 

遣水(やりみず)

岩手県毛越寺の浄土庭園東側に、平安時代の遣水跡が発掘されて久しいのですが、
毎年「曲水の宴 (ごくすいのうたげ) 」でにぎわっているようです。 
 
池に注ぐ水路は、上流に、水越岩、水切り岩を配し清水を浄水します。
カーブの部分にそれぞれ岩を置くのも、池の注ぎ口に立てた岩を置くのも
当時の造園マニュアルにあること。
 
静と動、緩と急が一本の流れに感じる事ができます。