押井守監督のアニメーション映画なのですが、
原作が、森博嗣です。
キルドレと呼ばれる大人にならない人間が、
戦争をして殺されるという手段だけで死ぬことができる。
ショウとしての空中戦に望むときだけ
人間と同様の心の昂ぶりを感じることができるキルドレたちの
物語。
で、例によって、森ワールド。
キルドレたちの過去が
いろいろ複雑怪奇に絡み合っているらしいのですが、
それは、続編を見ないとわからない・・・
森博嗣の小説はいつも最後に「あっ!」があるものだから
今回は、2Dと3Dを切磋琢磨した押井監督の
「絵」を楽しみました。
たとえば、背景にあるビンのラベルは、実写したビンに
ラベルをいちいち描いたらしい・・・
飛行機は、実際3Dで撮影し、パイロットにうつる影は
飛行機の回転に合わせて描いたらしい・・・
2D3D混在アニメは、たいへん手間がかかっていました。
だから、DVDで見ても、大変立体感があるんですね。
これなら、劇場でお金払っても
見る価値がありそうです。
音楽も大変いいし・・・