高畠町で

旅行というわけではないのですが、近所の人に誘われて山形県高畠町に行ってきました。
宮原さんという地域環境デザイン研究所の所長にお会いするためでした。
(ワインを飲むためではないよー。)
地域起こしなどに携わっていて、仙台では141デパートの構想をなさった方です。
 
高畠町は雪がまだ20センチもありました。
何が面白かったかって、ご自宅の天井部分です。ご自分で設計したという家は
リビングに囲炉裏があるのですが、天井が吹き抜けになっていて、基本的に釘は使っていないとの事。
囲炉裏の下は雪をためておく氷室のようなものがあって、夏は冷房の役割を果たすとか・・・
猫のための爪とぎ柱などもあったりして・・・
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お昼は、町内の農家レストランでランチをいただきました。名前はフルール・ド・ソレイユという自宅の納屋を
改造した所です。庭にはやはりぶどう棚。秋にはステキな光景がみられそうですね。
メインディッシュはスズキとホタテのグリルでした。
かつて小澤征爾や田中邦衛も来ていたようです。
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宮城大学の教授をなさっている先生の奥様は、地理学が専門なだけに、
古代の高畠へのアクセスなどに詳しく、また地元の歴史にも大変明るい。
楽しい一日を過ごしました。
高畠は、四方を山に囲まれたよい町でした。
P1030263 ぶどう棚やラ・フランスの畑が続く。その名もラ・フランス街道・・・・
 

ヘリコプター

ラジコンヘリを買いました。
 
以前からほしいと思っていましたが、名前が分からないので買えませんでした。
amazonでようやく見つけた「ハニー・ビー」です。
全長18センチ充電式です。
充電は二枚目の写真にあるように、リモコンからでているソケットを本体に差し込みます。30分程度の充電で、10分近くの飛行が可能です。
三枚目の写真は、LED ( 発光ダイオード )が点滅しているところです。
室内専用なので、小ぶりですが、家具に激突しても、急降下して墜落しても全然壊れません。
材質は、発砲スチロールなので、軽量です。
関心するのはプロペラのバランスがどんな衝撃でもゆがんだり折れたりせずに保てる事です。
天井まであっという間に急上昇します。
   家族のいない隙に階段で飛ばして遊んでしまいました・・・しばらくはまりそうです。
 
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陰日向に咲く

劇団ひとりが綴る短編集
 
劇団ひとりといえば、なんとなく自虐ギャグというイメージが強いのと、
お笑いの割には比較的いい顔立ちなので少し損をしているなあというイメージがあります。
 
ほんの内容は、大変読みやすく、アキがこない。
顛末としてはお約束どおりみたいなところがあるものの、
主人公はみな単純でお人よし、悪い人にはなれない、誰しもが心の中にある正直な部分が全面的に押し出されていて
共感を覚えるところがあります。
だから素直な気持ちで読むことができます。
 
しかも工夫しているなと思うことは、全編を通して登場人物がどこかでリンクしているところ。
何かやってやろうと大きなイメージを膨らませているものの、結局何をしたらよいか、何を望んでいたのか模索する現代人を
上手に一人称で書き綴っていると思います。

劇団ひとり

 

黒鳥

近くの河川敷にいます。
地元紙に掲載され、見物に来る人もいるようです。
人に慣れたらしく、カメラ目線の黒鳥。

近づいても平気です。
このあたりに飛来するのは珍しいようです。
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大道芸人

娘が試験中に凝っちゃって困ったものがあります。
風船です。

P1030149 付属のピストンで空気を注入します。

V4010147V4010148 犬は、今では30秒ほどで作る事ができるようになりました・・・とほほ (そんな事自慢するなよナ)

 

屋台系ランチ

昨日買い物に行って、たこ焼きを二パック買おうとして並んでいたら、
前の人が大量購入してしまい、人パックしか買えなかった・・・悲しい
 
で、今日のランチは「リベンジたこ焼きほか焼き物二点セット」
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P1030212 たこ焼き係りが娘。レンジでは私がお好み焼きと、焼きそばを作っています。
本格的なたこ焼き器でしょう?
あとかたづけが大変でしたが・・・屋台のおばちゃんの気分を満喫しました。
 
 

エリザベス・ゴールデンエイジ

1500年代の英国に君臨した、エリザベス1世後半生の物語です。
 
大航海時代末期、巨大勢力を誇るフェリペ2世率いるスペインの無敵艦隊。
ターゲットにされた英国の対スペイン戦の顛末
スチュワート朝の生き残りメアリをめぐる王位継承権問題
内外に敵を持つヴァージンクインの葛藤をよく描いています。
 
また、スペイン無敵艦隊やフェリペ2世って世界史の教科書にはのっているものの、
実像にしたらこうなのか、この規模なのかということが映像として認識できました。
 
そして、なんて絢爛豪華な衣装なのでしょう・・・
宮廷はむしろ質素で陰気な感じ、たぶん宮廷とか、城というと、ベルサイユ宮殿のようなところを
イメージしてしまうのですが、100年も前だと結構暮らしぶりも違うものですね。
 
たまには史実を基にした映画もいいものです。

ヒストリアン

エリザベス・コストヴァ 著  高瀬 素子 訳
 
串刺し公ことヴラド・ドラキュラをめぐる、歴史ミステリーです。
図書館がしばらくお休みのため、何冊借りてもよかったので、この機会に読んでみました。
 
ダヴィンチ・コードをしのぐ人気との前評判で、上下2巻です。
 
内容は、歴史学者に送られてくるドラゴンの版画が描いてある革表紙の本をめぐる事件、
そのために失踪した父を探す娘。(現代)
 
ドラキュラ伝説はルーマニアだけでなく、実は、異宗教のオスマン・トルコにも存在していて、
ドラキュラの首が持ち帰られたイスタンブールに、特命を受けた修道士たちが入り込んでいたのではないかという
仮説を元にした冒険物語(東西冷戦時代)
 
聖遺物(実はドラキュラの首?)の搬送ルートを探し出そうとしていた教授の物語。
その教授のノートからさまざまな推測が明確な史実につながる。(冷戦より数十年前)
 
と、三本立ての物語が平行して進行するのです。
根拠となる文献があちらこちらの文学館で発見されるので、そこに行き着くまでのいきさつや、
第二の舞台の時代となる東西冷戦時の東側諸国の文化や習慣
古書の内容、イスラムとキリスト教の慣習などあまりにも盛りだくさん過ぎて、頭の中は飽和状態。
・・・途中でパスした人もずいぶんいるでしょうね。
 
しかも最後に本物のドラキュラが出て来たし、教授はゾンビ状態で発見されるし
ドラキュラの僕は出てきて血を吸うし・・・おやおや、ちょっと無いでしょう・・・っという感じでした。
 
下巻はすらすら読めますけど。上巻は辛抱辛抱の連続でした・・・
かなりな取材量だったでしょう、作者は。
 
しかし翻訳の仕方なのでしょうか、すうっと入ってこない文章でした。