映画 「テルマエ・ロマエ」

以前マンガが面白くて投稿したのですが、とうとう映画化されました「テルマエ・ロマエ」

阿部寛、かーっ。古代ローマ人顔ですね。

すべての風呂はローマに通ず。時空を超えた入浴ファンタジー。

絶対見に行こうっ。 4月28日公開です。

しばらくぶりに読んだ五木寛之

職場の上司に「下山の思想」の本をお借りしました。

五木寛之といえば、過去に「さらばモスクワ愚連隊」とか「ゴキブリの歌」などのエッセイを読んでおり、ああ、売血していた人だな、という印象でしたが、このところ老齢期の方々のために指南本をお書きでいらっしゃる。

読んだ印象は、あまり面白くありませんでした。私の年齢では。

たぶん、書き溜めたものを震災のタイミングで発行したもの?という印象。

文体もあんなにしつこかったかな、すっきりしません。自分の靴の話だけで1章費やし展開が遅い感じ。「ノスタルジー」について語った部分だからしょうがないか。 五木寛之も歳をとったのですね。と正直思いました。

 

でも、中にぽつぽつ仏教の用語や、訳に立たないデータなどが書かれていてそれは面白かった。

長生きする職業 第一位「宗教家」、第二位「医者」、第三位「教師」だそうです。

震災やバブル崩壊などにより、個々の価値観、社会の評価基準が変化している現代。そういった時代も過去たびたびあった。 今、波の谷間にあるが、それに見合った生き方の模索本と申せましょう。

 

光文社古典新訳文庫 黒猫

エドガー・アラン・ポーの「黒猫」は、私の世代の推理小説好きは必ず手に取っていると思います。

江戸川乱歩のペンネームの由来とか、シャーロックホームズがワトソンに「モルグ街の殺人」に登場する探偵デュパンと比較されていやな顔をする話とか、近代では萩尾望都のポーの一族の登場人物がエドガーとアランだったとか・・・・・

ま、久々に書店で陳列されているのを手に取り、ついつい購入してしまいました。たぶんこれで3回目の購入 。

以前は創元社ミステリーシリーズだったと思います。

今回のこの光文社古典新訳文庫は、ミステリーだけではなく、トルストイやモーム、モーパッサンなど、このごろあまり見かけなくなった海外の古典文学 を「新訳」したもので、なかなか社運をかけた、とまではいかないものの、思い切った企画なのでは、と思います。 わざわざ訳させているのですから、お金かかっています。

私が幼少の頃読んでいた文体とぜんぜん違います。

いま、息をしている言葉で、もう一度古典を・・・と発刊に寄せてこの文庫の使命が詠われています。

確かに、以前読んだときよりいっそう身近に感じられるシリーズです。これを機に外国の古典文学に触れてみるのもいいかもしれません。

 

ごほうび

週末大変疲れて、うーん、今日は良く働いた、というときのご褒美

 

それはっっ!!!!!

ハーゲンダッツのクリスピーサンドです。

側面のホワイトチョコレートとビスケットの歯ごたえが大変気に入っています。

コンビニに3こくらいずつ売っています。

駅前のコンビニで購入して、うちに帰るまでに車の中で消化できる大きさと食べ方も楽なのがいいです。

 

チョコレートの形態

マトリヨーシカの形をしたチョコレートをいただきました。

もうこの形を見ただけで、どういった展開かそうぞうできますね。ウキウキ

しばらく眺めていたのですが、今日開封しました。

オープンしたのですが、ちょっとまて、胴体2分割ではなさそう・・・

 

そおっ、縦割り2分割だったんですね・・・

やはり、マトリヨーシカは横真っ二つであってほしかった・・・・・

これでは大英博物館のミイラではないかっ!!! (思い込みが激しかったくせに憤っています。)

中には、かわいいマトリヨーシカが入っていました。

でも思い込みの激しいおばさんとしては、「イレコ」であってほしかった・・・

パッケージデザイン的にはどうなんでしょうね???

心理の裏をかく、という点では成功?

このあけ方ならやはりミイラにして、ツタンカーメンばりの立像をデザインしてほしかった。

中のチョコは包帯ラッピングだったりして・・・

 

ベートーベンピアノ協奏曲第5番

「皇帝」ですね。

先日ラジオで聞き、大変気に入っちゃいました。たぶんそういった心境だったのかしら。

以前からちょくちょく耳にしていましたが、私はあまりベートーベンってメジャーすぎて聴かなかったのです。フジコ・へミングブームのときも聴かなかった。たぶんベートーベンだから聴かなかったのでしょうね。

でもラジオから流れるメロディーを聴いたらすごく気に入って、ウォークマンに入れて聴いてます。クラシックは聴くタイミングなんだなあとしみじみ思いました・・・

同じ日の夕方は、ラジオで森山良子の特集をしていました。森山良子、歌は上手だとは思っていましたが、息の長い歌手で、そこそこ売れていて、いまだに高音もきれいでうらやましいからほとんど聴きませんでした。特に「さとうきび畑」などは「ずいぶんもったいぶった歌い方だっ」と思って聴きませんでした。

でも、この日はちがうっ!!! コクリコ坂からのテーマを歌っていました。「さよならの夏」・・・とてもよかった・・・脱帽です。 で、すぐにmora~ダウンロードしちゃった。

節操のないお話でした・・・

あなたは誰?私はここにいる

姜尚中さんの書いた美術に関する本です。

姜尚中さんがNHKの「日曜美術館」に司会者として出演していたとき、伊藤若冲の「群鶏図」について感想を述べていたのをたまたま耳にし、びっくりしました。

国際経済学の先生で在日の人、という認識しかなかったのに、そのコメントが玄人裸足だったのです。

色彩に関すること、遠近法に関すること、レイアウトの効果など、いちいち納得させられました。

その  姜尚中さんが、学生時代一枚の絵画に出会ってそれからの人生が変わったという内容で、その絵は、デューラーの「メランコリア」だったそうです。そのほかにもクリムトやゴーギャンなど何点かについて述べています。

姜さんの本は、アイデンティティーにまつわるものが多いと思いますが、自分と絵画との接点、画家とのシンパシーを感じる部分を著したものです。  そのどれについても、大変きれいな日本語を使って感想を述べています。内容のレベルの高さとかよりも、読んでいて気持ちよく美術品が体に浸透してくるような本???

一部東日本大震災に関する論述があるけれど、たぶん後から追加されたものではないでしょうか。

でも、なにかその事態とリンクさせたいという気持ちはわからなくもないような感じですが。

用もないのに

奥田英朗のエッセイです。以前「港町食堂」というエッセイを読み、なかなか面白かったので読んでみました。内容は、奥田さんが「結局やってみたかったこと」に出向いて体験した事を綴ったもので、まあ面白いといえば面白い。読みやすさは最高です。 ただ、内容的に偏っているために(まあ、それが良いところといえばよいのですが・・・)野球の楽天に関するエッセイはある程度わかるけど、富士ロックフェスティバルの話などは、登場するロックミュージシャンの名前が全然わからなかったからその感動の度合いも良くわからなかった。 よかったのは、富士急ハイランドの超ウルトラ・ジェットコースター「ええじゃないか」にのる話。恐怖心が良く伝わるし周りの人たちの様子もよく描かれています。 結構面白い話を書く人なので、言葉のリズムやちょっとしたフレーズは、やはりハマります。 

ピース又吉の「第2図書係補佐」

以前何かの雑誌で、お笑い芸人ピース「又吉」が大変な読書家であることを知りました。

で、この本を探しに石巻のブックセンターに出向き、コンピューターで検索。 15-2-4に在庫ありとの表示があったので、見ると、「幻冬舎よしもと文庫」が結構並んでいます。名前から察するによしもとの芸人さんによる著書ですね。 ケンコバなどの名前がありました。ちょっと離れたところに、アンジャッシュの渡部の本があったのですが、彼らは吉本芸人ではないため、一般幻冬舎文庫のくくりです。(その辺ちゃんと線引きしているところが面白いのですが)

さがしたところ棚にはなかった・・・で怪我の巧妙、同行人が探せなかった本がたまたま同じならびにありました。 仕方がないので、アマゾンに頼み月曜到着、水曜には読み終わりました。

本当に多くの本を読破しています。まずきっかけが、芥川龍之介のトロッコだったというところがいいですね。実に私も感情移入できて大好きな物語です。 はまったのが太宰の「人間失格」だとか。なるほど、考えて見れば、高校時代私も人間失格から斜陽まで太宰は読んだ読んだ。 名の本を読むか、国語便覧からチョイスしたというところも同じ。便覧って流れがありますもんね。

この本は、よしもとの劇場用フリーペーパーに連載したエッセイを収録したもので、書評ではなく、又吉くんの暗い人生、輝かしい人生を綴ったものです。 読んだ本についての感想は最後の3行くらいしか述べていませんが、エッセイの内容を、紹介している本が旨くまとめてくれているような感じで、彼にとって本は本当に身近なものであることがわかってほのぼのします。 あらすじがおまけで着いてますから、なんか読んでみようかなという気分にもしてくれます。