読書メーターに投稿

ビブリア古書堂の事件手帳は、去年の夏から3冊続けて読んでいたのですが、

今回ドラマ化されたこともあって4巻は大人気のようです。

発売1週間にして、読書メーターで4200usersをカウント。

私も「よんだ本」登録したのですが、感想を投稿したところ、お風呂に入っている間に

なんと8つも「ナイス」がつきました。

関心の深さが窺われますね。

また、今回はお面白かった。江戸川乱歩三昧でした。

おとなむけのものも読んだけど、やはり小学生のころ読んだ少年探偵ものはおもしろいですものね。

大人向けのものだと

ジャジャ-ン・・・・ランキング第1位は「人間椅子」です。第2位は「屋根裏の散歩者」明智ものですね。

第3位は「鏡地獄」全く想像できない世界です。(中が鏡ばりの球体に入り込む話です。何が見えるんですかね)

などなど・・・現代人にも十分新鮮なお話がいっぱいです、乱歩は。

ビブリア・・・は推理というより蘊蓄ものですが、とても読みやすく面白いです。

 

 

食べ物マンガ

「きのう何食べた?」という漫画があります。

題名を見ただけだと、認知症の検査のようですが・・・調理漫画です。

こういったジャンルの漫画って難しい。ストーリー性を大事にしつつ一方で蘊蓄をたれなければならないからです。

大概(酒・レシピの)シリーズものなので、一巻から揃えちゃうことになります。

「BARレモンハート」は大好きで、約25年以上前から購入し続けています。 私は酒の解説部分は適当に流しています、ストーリーがよいからそれでもよいのです。ワインの銘柄とか覚えなれないし飲む気もないので。

「深夜食堂」も食べ物は懐かしのタコサンウインナとか砂糖をいっぱい入れた卵焼きなどが出てきて、それぞれのメニューにまつわるほのぼのストーリーが展開します。

「夏子の酒」などになると、これはもう絵が描きこみすぎていてダメです。

「クッキングパパ」や「美味しんぼう」などは絵が嫌いだし勢いがありすぎて疲れる漫画です。

「きのう何たべた?」は、ゲイの中年2人が主人公の恋愛?漫画です。

絵もそこそこ出来上がっている一方背景を書き込みすぎず読みやすいです。

レシピも大変簡単にできるものばかり。しかも主人公、老後の蓄えのためにスーパーの底値ものあさりを日課とする弁護士なので安くあがります。

料理本みると明日は頑張って弁当つくるぞっていう気持ちになるから不思議です。

 

 

千里眼

まず、帯をみて、映画の女優の名前を観たとき、すでに犯人が分かっちゃいました。(笑)

でも本の内容はテンポが良く、わかりやすく、蘊蓄もかなりあり、主人公の性格もなかなか正義で

すいすい読み進みました。続編もよみたいな、とおもわせるシリーズです。

ただ設定がすごすぎだけどね。

ナミヤ雑貨店の奇蹟

東野圭吾さんの短編集です。

「ナミヤ雑貨店」のシャッターの郵便受けに、なやみ事の手紙をいれると、翌日には返事が牛乳箱に入ってる。

この悩み相談が巻き起こす嬉々交々な人間模様、しかも、短編に登場する人物が、過去から現代までリンクしているという・・・

この物語の企画のすごさ、単なるファンタジーにとどまらぬ時空ファンタジー、

偶然を全面的に出したことに関しては、ポール・オースターの「ムーン・パレス」に匹敵するか?

と思ったのですが、雑貨店店主の過去を知れば、書簡をめぐるできごとは、たんなる偶然ではなくまさに「奇蹟」を感じる

ものでした。

ブックメーターにもコメントしました。

しばらくぶりに読んだ五木寛之

職場の上司に「下山の思想」の本をお借りしました。

五木寛之といえば、過去に「さらばモスクワ愚連隊」とか「ゴキブリの歌」などのエッセイを読んでおり、ああ、売血していた人だな、という印象でしたが、このところ老齢期の方々のために指南本をお書きでいらっしゃる。

読んだ印象は、あまり面白くありませんでした。私の年齢では。

たぶん、書き溜めたものを震災のタイミングで発行したもの?という印象。

文体もあんなにしつこかったかな、すっきりしません。自分の靴の話だけで1章費やし展開が遅い感じ。「ノスタルジー」について語った部分だからしょうがないか。 五木寛之も歳をとったのですね。と正直思いました。

 

でも、中にぽつぽつ仏教の用語や、訳に立たないデータなどが書かれていてそれは面白かった。

長生きする職業 第一位「宗教家」、第二位「医者」、第三位「教師」だそうです。

震災やバブル崩壊などにより、個々の価値観、社会の評価基準が変化している現代。そういった時代も過去たびたびあった。 今、波の谷間にあるが、それに見合った生き方の模索本と申せましょう。

 

光文社古典新訳文庫 黒猫

エドガー・アラン・ポーの「黒猫」は、私の世代の推理小説好きは必ず手に取っていると思います。

江戸川乱歩のペンネームの由来とか、シャーロックホームズがワトソンに「モルグ街の殺人」に登場する探偵デュパンと比較されていやな顔をする話とか、近代では萩尾望都のポーの一族の登場人物がエドガーとアランだったとか・・・・・

ま、久々に書店で陳列されているのを手に取り、ついつい購入してしまいました。たぶんこれで3回目の購入 。

以前は創元社ミステリーシリーズだったと思います。

今回のこの光文社古典新訳文庫は、ミステリーだけではなく、トルストイやモーム、モーパッサンなど、このごろあまり見かけなくなった海外の古典文学 を「新訳」したもので、なかなか社運をかけた、とまではいかないものの、思い切った企画なのでは、と思います。 わざわざ訳させているのですから、お金かかっています。

私が幼少の頃読んでいた文体とぜんぜん違います。

いま、息をしている言葉で、もう一度古典を・・・と発刊に寄せてこの文庫の使命が詠われています。

確かに、以前読んだときよりいっそう身近に感じられるシリーズです。これを機に外国の古典文学に触れてみるのもいいかもしれません。

 

あなたは誰?私はここにいる

姜尚中さんの書いた美術に関する本です。

姜尚中さんがNHKの「日曜美術館」に司会者として出演していたとき、伊藤若冲の「群鶏図」について感想を述べていたのをたまたま耳にし、びっくりしました。

国際経済学の先生で在日の人、という認識しかなかったのに、そのコメントが玄人裸足だったのです。

色彩に関すること、遠近法に関すること、レイアウトの効果など、いちいち納得させられました。

その  姜尚中さんが、学生時代一枚の絵画に出会ってそれからの人生が変わったという内容で、その絵は、デューラーの「メランコリア」だったそうです。そのほかにもクリムトやゴーギャンなど何点かについて述べています。

姜さんの本は、アイデンティティーにまつわるものが多いと思いますが、自分と絵画との接点、画家とのシンパシーを感じる部分を著したものです。  そのどれについても、大変きれいな日本語を使って感想を述べています。内容のレベルの高さとかよりも、読んでいて気持ちよく美術品が体に浸透してくるような本???

一部東日本大震災に関する論述があるけれど、たぶん後から追加されたものではないでしょうか。

でも、なにかその事態とリンクさせたいという気持ちはわからなくもないような感じですが。

用もないのに

奥田英朗のエッセイです。以前「港町食堂」というエッセイを読み、なかなか面白かったので読んでみました。内容は、奥田さんが「結局やってみたかったこと」に出向いて体験した事を綴ったもので、まあ面白いといえば面白い。読みやすさは最高です。 ただ、内容的に偏っているために(まあ、それが良いところといえばよいのですが・・・)野球の楽天に関するエッセイはある程度わかるけど、富士ロックフェスティバルの話などは、登場するロックミュージシャンの名前が全然わからなかったからその感動の度合いも良くわからなかった。 よかったのは、富士急ハイランドの超ウルトラ・ジェットコースター「ええじゃないか」にのる話。恐怖心が良く伝わるし周りの人たちの様子もよく描かれています。 結構面白い話を書く人なので、言葉のリズムやちょっとしたフレーズは、やはりハマります。 

ピース又吉の「第2図書係補佐」

以前何かの雑誌で、お笑い芸人ピース「又吉」が大変な読書家であることを知りました。

で、この本を探しに石巻のブックセンターに出向き、コンピューターで検索。 15-2-4に在庫ありとの表示があったので、見ると、「幻冬舎よしもと文庫」が結構並んでいます。名前から察するによしもとの芸人さんによる著書ですね。 ケンコバなどの名前がありました。ちょっと離れたところに、アンジャッシュの渡部の本があったのですが、彼らは吉本芸人ではないため、一般幻冬舎文庫のくくりです。(その辺ちゃんと線引きしているところが面白いのですが)

さがしたところ棚にはなかった・・・で怪我の巧妙、同行人が探せなかった本がたまたま同じならびにありました。 仕方がないので、アマゾンに頼み月曜到着、水曜には読み終わりました。

本当に多くの本を読破しています。まずきっかけが、芥川龍之介のトロッコだったというところがいいですね。実に私も感情移入できて大好きな物語です。 はまったのが太宰の「人間失格」だとか。なるほど、考えて見れば、高校時代私も人間失格から斜陽まで太宰は読んだ読んだ。 名の本を読むか、国語便覧からチョイスしたというところも同じ。便覧って流れがありますもんね。

この本は、よしもとの劇場用フリーペーパーに連載したエッセイを収録したもので、書評ではなく、又吉くんの暗い人生、輝かしい人生を綴ったものです。 読んだ本についての感想は最後の3行くらいしか述べていませんが、エッセイの内容を、紹介している本が旨くまとめてくれているような感じで、彼にとって本は本当に身近なものであることがわかってほのぼのします。 あらすじがおまけで着いてますから、なんか読んでみようかなという気分にもしてくれます。 

かたづけかたづけ

金スマを何気なく見ていたら、かたづけコンサルタントという肩書きの女性が出演していました。

近藤麻理恵さんという20代の人ですが、南海キャンディーズのしずちゃんの部屋を

すごく快適な状態にしてしまいました。

服やCD本などを、ばさっばさっ捨ててしまっているしずちゃん・・・

こんな片付けは私には出来ないな、と思いつつ、その著書を購入してみました。

目からうろこというわけでもないのですが、マインドコントロール的に納得してしまいました。

そうだっっ!!嫌いなものは排除しよう!!!好きなものだけ置いておこう・・・

木曜日から日曜の夕方まで、一気に(といっても家事のかたわらですが)捨てっ!捨てっ!

服や書類はゴミ袋に7つ。本は100冊超整理しました。雑誌も含めると200になるかな。

服は、もらった人も困るので思い切って捨てました。

考えてみれば、高かったから、とか、母に買ってもらったとかの理由で、ちっとも着ないのにクローゼットの奥にひっかけっぱなしのものがなんと多かったことか・・・デザインはいいけど、着てみるとどうしてもおかしくなってしまったものも捨てました。

本は、たまたま図書館まつりがあったので、青空市などに提供しました。

文庫本は、その本を読んでみればなるほど、一度読んだものは、まず読まないですね。ハードカバーでシリーズで読んでいたものも、やはり二度は読まない。だから図書館に差し上げて、借りればいいわけですよね。以前好きで読んでいた、森博嗣も図書館に20冊位寄贈しました。本棚に並んでいるのをみるとやはりうれしい。でも借りはしません。

私は本はきれいに読んでいるので、かなり良い状態です。車のトランクに積んで図書館に運びいれる前に職場の方々にも何冊か貰っていただきました。

そういうわけでこの週末の作業の結果、

服はクローゼットにハンギングしているコート、ジャケット類を除き、たんすの引き出し2段分と衣装箱1つに減りました。

かばんは、旅行用を除き、日常用が8こ

本は、一箇所にまとめ 、雑誌は全部捨て、お気に入りのまんが50巻と、これから読む小説20冊、林望のエッセイと、何度もひらく平凡社の図解シリーズ数冊くらいになりました。

残るはCDと電気機器、写真の類です。かなりがらんとしました。