東松島市図書館は、蔵書はさほど多くはないものの、児童書に関してはかなり充実していると思います。
読み聞かせボランティアの活躍もすばらしいものがあります。一昨年は、詩人の谷川俊太郎さんを
招いていますし・・・
で、その東松島市図書館恒例の図書館まつりに行って見ました。
目玉は、中古の本が無料でいただける・・・コーナー
図書館の中古ではなく、そのために寄贈してもらうのです。私も6冊ほど寄贈させて頂きました。
行ったのがお昼過ぎだったので、ほとんど中古本はなくなっていたのですが、文庫本の中に
この本がありました。赤瀬川原平の「超芸術トマソン」です。
トマソンってドジャースから高額で巨人に入団したものの、三振ばかりで「扇風機」とあだ名された選手のこと。
「立派なボディはあるのに、世の中の役に立つ機能というものが無い。
シュールな生きた芸術品であり、超芸術としか言いようが無い」
そういうものをトマソンと定義し、役立たずなのにシュールで手厚く保護されている不動産付属物件を「トマソン体」と
名づけて紹介・研究している本です。
表紙の写真を見て下さい。
麻布アークヒルズ一帯にかつてあった銭湯のものらしき煙突に登り、
自分と煙突の先端の穴を撮影することに成功した飯村昭彦さんです。
この写真を見るだけで、足に震えが来るでしょう?
更に、煙突の魚拓、いや、煙突拓まで撮ったという徹底振り・・・
余談ですが、図書館まつりの無料コーナーに私が出した
ピーター・メイルの「プロヴァンスの12か月」もらわれ残っていました・・・ショック!