図書館まつりでの収穫

東松島市図書館は、蔵書はさほど多くはないものの、児童書に関してはかなり充実していると思います。

読み聞かせボランティアの活躍もすばらしいものがあります。一昨年は、詩人の谷川俊太郎さんを

招いていますし・・・

で、その東松島市図書館恒例の図書館まつりに行って見ました。

目玉は、中古の本が無料でいただける・・・コーナー

図書館の中古ではなく、そのために寄贈してもらうのです。私も6冊ほど寄贈させて頂きました。

行ったのがお昼過ぎだったので、ほとんど中古本はなくなっていたのですが、文庫本の中に

この本がありました。赤瀬川原平の「超芸術トマソン」です。

トマソンってドジャースから高額で巨人に入団したものの、三振ばかりで「扇風機」とあだ名された選手のこと。

「立派なボディはあるのに、世の中の役に立つ機能というものが無い。

シュールな生きた芸術品であり、超芸術としか言いようが無い」

そういうものをトマソンと定義し、役立たずなのにシュールで手厚く保護されている不動産付属物件を「トマソン体」と

名づけて紹介・研究している本です。

表紙の写真を見て下さい。

麻布アークヒルズ一帯にかつてあった銭湯のものらしき煙突に登り、

自分と煙突の先端の穴を撮影することに成功した飯村昭彦さんです。

この写真を見るだけで、足に震えが来るでしょう?

更に、煙突の魚拓、いや、煙突拓まで撮ったという徹底振り・・・

とまそん写真満載で、大変楽しめました。

余談ですが、図書館まつりの無料コーナーに私が出した

ピーター・メイルの「プロヴァンスの12か月」もらわれ残っていました・・・ショック!

 

 
 

マッコリ

韓国のお土産にお酒をいただきました。
米の濁り酒「マッコリ」です。
どぶろくなので酸味がありますが、イガイガしたところはありません。
色はやや黄色がかっています。
 
入手先は実家の母なのですが、
仙台空港で入国手続きの際、ビンが小さめだったため中身がゆれ、
液体であるということで荷物検査されたみたいです。
いやはや、ご苦労様でした。
 
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はらこ飯の作り方

生鮭を頂きました。ぎょえー
♀です

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はらこめしっ!はらこめしっ!とのご要望に応え・・・
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割いてみれば立派なイクラが・・・
 
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ぬるま湯に塩をたっぷり入れ、お湯の温度を50度くらいにキープしつつ
割り箸でかき混ぜていきます。
すると薄皮や筋が固まって着ますので、丁寧に取り除きます。
いくらは酒2:醤油1の漬け汁に2~5時間くらい漬け込みます。
あまり長い間漬け込むと割れてしまうようです。
あまったイクラはあとでジブロックに平らに冷凍します。
そうするとお正月に使う時、パキッと割ればよいのです。
 
 
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アラの部分を醤油・さけ・みりんで煮ます。
身をアラからほぐして混ぜます。
煮汁は、普通の煮魚くらいの濃さが良いのだそうです。
これば本場、岩沼市のおばあさんから聞きました。
かなり濃いようですが大丈夫。
色が気になるようならば薄口醤油をいれ、塩を足します。
米はうるち米だけで大丈夫です。古米なら少しもち米を入れると良いかも。
 
 
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できあがりです。
きざみ海苔をかけてどうぞ・・・

秋の美術展

高速バスに乗って何をしに行ったかというと、息子の様子を見に行くといいつつ
実は、二つの美術展の鑑賞が目的です。
(息子の所にもちゃんと行って、掃除、炊事、支払い等やってきました。念のため。)
 
まず11日は、渋谷のBunkamuraミュージアムでやっている「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」です。
新宿に到着して直行です。
Bunkamuraミュージアムは、土・日の閉館時間が遅いのです。
かなり混雑していましたが、さほど待つことなく入場できました。
でも、「オフィーリア」の前は黒山の人だかり。
もう少し背が高ければ、とこんな時思います。
ミレイの絵画は、大変描写が細かいですね。
草の裏表、葉脈、花びらのねじれ、髪の毛一本一本のつやや生える方向
すごく緻密な絵画だと思います。
お国柄?ということもあるでしょうが、表情は恍惚状態か毅然としたものが多いようです。
millais_ophelia01 ←「オフィーリア」
 
同行者が「ミレー」と間違えて【落穂ひろい】を探していたのには笑ってしまいました。
土曜日の夕方、渋谷の駅前は大混雑。
井の頭線の「神泉駅」がすぐ近くにあると息子から聞いていたので、迷いつつも混雑にあうことなく
帰ることが出来ました。
 
翌日はお昼を狙っての「フェルメール展」です。
12時頃に到着すれば、比較的すいているのではないかという目論見でしたが・・・
40分待ちでした。
でも中に入ってみると、10分ほどでチケットが買え、入場も10分くらい待っただけでした。
中も、1階にフェルメールの絵画はなく、2階から観て、1階にまたもどっても良かったので、
2階にすぐ上り、体力のあるうちに何度も観ました。
われわれ田舎者は到着するまでに疲れてしまうんですね、人ごみに・・・
 
特に良かったのは、「ワインを持つ娘」でした。ドレスの赤がとてもきれい。袖口のレースが
布の柔らかさを感じさせます。ふわっとした感触が伝わります。
そして驚いたことに、今回出品の7つの作品は、ど
れもみな違う美術館や個人から集めたものなのです。
すごく手間がかかっていますね。
 
出口では、お土産としてオランダデルフト焼きのブローチなどが販売されていました。
素朴な焼き物です。
中国や日本の磁器を連想させる白地に青い塗料で描かれた伝統工芸に、
やはりオランダって古くからの交易で栄えた国なんだなあと思いました。
 
 

ハイウェイバスに乗って

高速バスに乗って、東京に行ってきました。
初めての高速バス利用で、しかも往復です。
 
いつもはJRの得なチケットや青春18切符の利用なので勝手が良く分からない・・・
でも料金安いし・・・
行きは9時発の4列シート、4200円。
帰りは23時50分発の3列シート、5000円でした。
新幹線の半額ですね。
 
時間もほぼ予定通り。
行きのバスでは文庫本一冊読めました。
昼間のバスって学生みたいな子が勉強しながら乗っていたり、
出発からずっと毛布かぶって寝ている子がいたり、
上から下まで怪しげなドレスアップをしている子がいたりで、ほぼ8割がたヤングでした。
 
日曜日の夜23時ごろは新宿西口附近はものすごいバスラッシュ!
自分のバスがどこにあるか探すのも一苦労です・・・
でも、途中2ヶ所休憩してくれるし、寝心地は悪くないと思います。
こちらも多分ライブ帰りなのかなと思われる女の子が結構乗っていました。
慣れれば疲れないでしょうが、娘は肩こり、私は腰痛、スポーンサーは風邪をひいてしまいました。しおれたバラ

絵画で読み解くハプスブルグ家12の物語

ハプスブルグ家にまつわる絵画をあげ、
その絵画に描かれている人々に関する様々な物語を書き連ねた本。
 
ハプスプルグ650年の歴史を、大変分かりやすい文章で書いてありますので
絵画・歴史好きは勿論、スキャンダラスな物語の数々で読者をあきさせることはありません。
 
一概にハプスブルグ家とはいっても、多分世界史の教科書にその名が出てくるのは、ほんの数行・・・
しかし、系図を見ると
フェリペ2世、マリア・テレジア、マリー・アントワネット、女帝エカチェリーナ・・・
と世界史の太字で書かれる人物ばかり。
領土はスペイン、オーストリア、フランス、メキシコに及ぶ壮大なものでした。
カルロス5世などは、70以上の領主としての肩書きを持っていたとか・・・
(スペイン皇帝のカルロス1世は同一人物で、神聖ローマ帝国皇帝としては1世)
 
思えば高校3年の時、世界史を選択していてすら、ろくに勉強しなかった私が、
いまさらながら、興味を持って系図や年表を見ています。
そこがだいじなんだよねぇ・・・・・・・きっと
 
 
 
はぷすぶるぐ
 
今朝のズームインで「オルゾ」の話しをしていました。 orz ←←←知っていますか?
 

迷路をたどる細菌

先日、イグ・ノーベル賞のニュースを見て思ったこと・・・

 

《共同通信》

ユーモアにあふれた科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が2日、

ハーバード大で開かれ、アメーバのような動きをする単細胞生物「真正粘菌」が

迷路の最短距離を導き出すことを発見した研究で、

北海道大の中垣俊之准教授ら6人が認識科学賞を共同受賞した。

 人間にとっても難しい迷路の探索を、脳も神経もない粘菌ができることを発見した点が評価された。

受賞あいさつで、中垣氏が「日本の辞書で単細胞は頭が悪いと書かれているが、

単細胞はわれわれが考えてきたよりずっと賢い」と話すと、

数百人の観客から拍手と歓声を浴びた。

 中垣氏らの研究では、3センチ四方の迷路に粘菌を置くと、

最初はすべての道に体を伸ばす形でふさいでしまうが、

迷路の入り口と出口に食べ物を置くと、最短距離だけを結ぶようになった。

 

この記事を読んで、以前読んだ

スタニフラフ・レムの『虚数』(国書刊行会)の一編を思い出したのです。

 

この本は、未来に出版されるであろう本序文を集めたというスタンスの作品。

これが書かれたのは70年代前半です。

 

 この一編は、 バクテリアに知能を与える実験をし、試行錯誤を繰り返したひとの論文の序文としてかかれています。

 その実験とはバクテリアを培養し、電気ショックを利用して、条件反射的に機能を覚えさせます。

 さらにモールス信号を覚えさせ、モールス信号のように並ばせる事が可能になります。

 コンタクトを取る事に成功し、ますます知能をつけたバクテリアは、予知能力まで持ってしまうのです。

 

この本の発想が面白いとおもっていましたが、

まんざら有り得ないことではないかも・・・