そして山居倉庫

酒田市の山居倉庫を訪れたのは、かなり夕方でした

にもかかわらず、観光客が大勢訪れていました。
 
ミュージアム華の館に展示している、辻村寿三郎作の「酒田の雛あそび」という人形が是非見たかったのです。
総ヒノキ三段飾りで、上段に花魁2体
中段に3体、下段に5体人形を配置しています。
前に袋太鼓の帯を抱えたおいらん人形のきれいなこと・・・うっとり・・・
中段中央の人形は更に雛人形を掲げています。(ああ・・・細かい・・・)
 
人形もそれぞれ豪華絢爛なのですが、設置されている舞台もかなり贅沢です。
欄間にはステンドグラスがはめ込まれていました・・・
帯や髪飾りまですべて手作り。職人技ですね。
 
残念ながら、全画像を紹介しているホームページが見当たりませんでした。
機会があれば是非見て頂きたいところです。
(入場料は300円でした。)
 
もちろん山居倉庫も当時の名残がありいい風情でした。
屋根がわざわざ風通し良く出来ています。
後ろに植えているケヤキも日差しをさえぎる工夫なのだそうです。
P1030574   P1030576
 
 
P1030577   P1030579
 

実は羽黒山

分水嶺だの、蛙だのいっておりましたが、実は山形県は羽黒山に行ってまいりました。
当初の予定では、下の駐車場に車を停めて五重塔などを見ながら山頂へ行き参拝、
後はシャトルバスで下ってくるという構想でした。
 
しかし、鶴岡方面から行かず、裏手から回ってしまったので、
気づいた時には、山頂の駐車場に到着しておりました。
 
気を取り直して、まずは鳥居をくぐらず石段を下りていきました。
15分くらい下ると足ががくがくしてきましたので
翻し頂上を目指しました。というか、もどっただけですが・・・
ここではじめて鳥居をくぐり抜け、改めて三山神社を参拝しました。   バシッ!/(+_+)
 
 P1030557  P1030558    P1030561写真は池の対岸からがベストポイント
 
まもなく雨が降って参りましたので、土産物屋に駆け込み、
五重塔は下の駐車場からどのくらいかかるか聞いてみたことろ、
5分くらいだというので、車に乗って下山し、改めてしたからのぼり始めました。
P1030548      P1030553 この石段は結構きつかった・・・・勾配があるんだな
 
しとしと雨が降ってはいたのですが、杉の大木が参道を被っているので
気にかかりません。

3歳だという男の子は、パパに連れられ往復したのだとか・・・立派立派
 

五重塔は大変古い物で、平将門建立なのだそうです。
何度か再建したのでしょうが
朽ちることなく雨煙る中、堂々とそびえ立っておりました。
P1030566   P1030567
 
 
P1030569 定義山の五重塔とはまた違った趣き・・・
 
 
中学生くらいのムスメとお父さんが喧嘩をしていた家族がいて、
しかも五重塔の正面で娘が泣いているっ!
これこれ、写真が取れぬでは無いかっ。
ああっ、父ちゃん !  娘を置き去りにして自分だけ行くぅ?
 
いろいろな家族模様を垣間見ることが出来るのも旅の楽しみ・・・か。

                         

蛙と土門拳記念館

酒田市の土門拳記念館に行って来ました。

写真の美術館です。

P1030592

ちょうど、土門拳と棟方志功展を開催していました。

棟方志功が舐めるようにして版木を彫っている有名な写真のひとつが展示してありました。

また、グランドピアノのふたを通して、レコード盤を眺める棟方志功を撮影した写真がありました。

ネガを焼き付けたものが展示してありましたが、相当数撮影されていました。

一枚の写真を作品とするために何十枚ものショットを撮るのですね。

やはりなんといっても古寺巡礼の写真が良かった。

特にすばらしかったのは、千手観音の右側の手を真横のアングルから取ったものです。

http://awaya-noh.com/modules/pico2/content0149.html (参考URLが無いので・・・)

撮りたいように撮ることってなかなか難しいものです

 

写真もすばらしかったけど庭も建物も大変無駄が無くセンスが良かった。

ひそかに撮影したこの場所は、著名人を撮影した写真を提示しているコーナーだったのですが、

大きく横長の状態にひろがった窓の外には笹と小石が急な斜面を被っています。

P1030593 ←手前は椅子です。まるでハイビジョンテレビかスクリーンのようです。

 

また、この部屋に続く廊下は、太いコンクリートの壁の間に縦長の窓が何枚もあり、回廊を思わせるようなつくりでした。

 

感動したのは、写真の中の蛙。

常々「あんたの採る写真は普通の人と違ったウケ狙い」と言われていたのですが、面目躍如。土門拳も笹の葉にすがる蛙をまじめに撮影しています。・・・

ちなみに下の写真は私が撮影した苔の上の蛙デース

P1030564素材が同じなだけで実力の差は歴然だ・・・

分水嶺

分水嶺とは、山に降った雨水が、(一部は地下水となり)

日本海側に流れるか太平洋側に流れるか分かれるところのことです。

平地の場合は分水界、日本列島の場合はたいていその場所を山脈が縦断しているため

分水嶺と呼ばれます。

数ヶ月前、テレビで分水界の調査をしている堀公俊さんという人を紹介していました。

本業はコンサルタント関係の人ですが、日本を縦断して分水界調査をした人です。

興味を持ったのでその方の著書を購入し、読んでいたのですが、

たまたま宮城県山形県の県境中山峠を通りかかったら、陸羽東線堺田駅が分水嶺になっているのに気づきました。

(地名も「分ける」とか「間」とか「境」という字が当てられることが多いらしい。)

P1030613

寄ってみると、立て看板があり、分水嶺について丁寧に紹介してありました。

また、水路で分水界がよく分かるようになっていました。

P1030610

中央水路の水が二手に分かれ、右は太平洋側へ、左は日本海側に流れています。

面白いでしょう?

解説もお読み下さい。画像をクリックすると拡大します。

P1030611P1030612

しおりにかいてあったこと

先だって集英社の本を買ったところ、はさまっていた栞に
「自分の好きな本三冊言えますか?・・・」と書いてありました。
はて、好きな本か・・・
 
しばし考えましたが、絶対にこれといった者を上げるのはむづかしい・・・
 
ジャンル別に考えてみました。
 
推理・サスペンス編
 
ジャジャジャジャ~ン
  第一位 「エジプト十字架の秘密」(エラリー・クイン)
  第二位 「バスカヴイル家の犬」(コナン・ドイル)
  第三位 「すべてがFになる」(森博嗣)
 
でした。
 
エジプト十字架の秘密
首無しの死体が見つかり、犯人を捜査するが難航する。
実は、死んだとおもわれていた人が犯人だったという内容でした。
当時かなり斬新な発送だなあと思い、以来エラリー・クインシリーズは結構読みました。
読者への挑戦状シリーズもあり、よく考えれば犯人を探せるかも。
と期待させてくれたのも嬉しかった。
 
バスカヴイル家の犬
ホームズシリーズの長編作です。
トリックとしては目新しいものはないのですが、
ホームズの観察力のとりこになってしまったのはこの作品からでした。
多分ホームズシリーズはほぼ全部読破しているはず?
 
すべてがFになる
森博嗣のS&Mシリーズ。彼の作品は登場人物がリンクしているのですが、
どの主人公も理科系の天才なのが羨ましくて読んでいます。
トリックもかなり斬新なないようですが、エラリー・クインのように
読者へ挑戦!レベルではなく、コンピュータ関連化学反応関連の用語が出てくるので
ただただ「はぁ」とため息をついて読むばかりなところが残念。
 
以上推理・サスペンス編でした・・・・・・・・・
あとは思いついたら、です。