BBCが制作した「シャーロック」のシリーズがこの夏放映されるのを番宣で知りました。
去年~今年にかけて、確かロードショウでもシャーロック・ホームズものをやっていたようです。
シャーロック・ホームズと言えば、私は幼少のときからの大ファン・・・クラスのお楽しみ会でルパンファンの子と「ルパン」対「ホームズ」の寸劇をやったほどです。(笑)
テレビで放映するホームズや映画のホームズは、残念ながらビジュアルとして許せない部分があり、つまり幼少のころからのイメージとは、顔・体型・声(吹き替えの)が、どうもかけ離れたものでした・・・(;一_一)
かろうじて許せるのは、「ロシア版シャーロックホームズとドクターワトソン」に登場するホームズ役の俳優です。
http://www.h7.dion.ne.jp/~holmes/page065.html ←こちらのサイトに全容が載っています。素晴らしいサイトです。
話はそれっちまいましたが・・・
この夏のBBC版「シャーロック」は現代版のシューロックホームズで、かのヴィクトリア時代のホームズの物語を聖典として(なぜかシャーロキアンたちは原作をこう呼ぶ)シリーズ1・2とも3話ずつが放映されています。
聖典にこだわる人にとって、たとえば第1話の「ピンク色の研究」は原作「緋色の研究」と比較すると、犯人の動機がかなり曖昧であり殺人に至るまでの復讐劇を感じることができない、とか、しょっぱなからモリアーテイの存在を示唆しているとか・・ま、いろいろ不具合を感じると思います。
また、一番違和感を感じるのは、ホームズとワトスンがお互いをファーストネームで呼び合っている点です。
でも、ここでっ
全く別ものとしてだったら、聖典とは若干隔たっているものの、別な次元で、ということであれば、この番組は大変魅力的なもので、90分あきることなく観ることができました。
まず、主人公シャーロックを演じる、ヴェネディクト・カンパーバッチの流し眼っ!無慈悲そのものでいいっ!
それだけで十分満足できるといったら失礼でしょうか・・・
それに現代最新機器を駆使しているのもよい。
PCはSONYのVAIO。スマホもシリーズ2ではiPhoneでした。シリーズ3ではipadだったりして・・・
しかもジム(ワトスン)はブログを運営しているし、シャーロックもHPを開設しているのです。憎い事にBBCったら実際そのサイトをウエブ上に、アップロードしています。
挙句の果てに、シリーズ2はシャーロックが自殺した設定で終了したのですが、(もちろん原作の「最後の事件」をもとにしていますから・・・)「シャーロックが自殺したのではないことを立証するシーンの考察」なんて感じのYouTubeの投稿が見られます。全編英語なので核心はつかめませんが・・・
俳優・ライターとも超一流。ほんとにBBCONE頑張りましたね。(製作費の面でも)
はやくシリーズ3がスタートしないかなぁ・・・